(株)石川建設工業
橋梁特殊工
池辺大輔(いけべ だいすけ)さん(35歳)
「万寿橋」工事が自信に
初めは見よう見まね
先輩の紹介で、「何も考えずにとび職の世界に入った」と言う。初めての仕事場は、オアシスタワーホテルの現場。「当時は、建設資材や工具の名称もわからず、見よう見まねで仕事するだけで精いっぱいだった」と振り返る。
下積み時代を経て
下積み時代を経験し、数年が経過したとき、とある現場で一緒に仕事をしていた石川裕也社長に出会い入社を勧められた。「石川社長や社員の作業姿勢を見ていて、魅力的な会社だと思った。すぐにお願いした」という。(株)石川建設工業に入社して7年目が経つ。
無事故で完成した万寿橋
これまでの工事で一番の達成感を訪ねると、庄の原佐野線の「万寿橋」の橋梁工事だったと言う。「約1年半、万寿橋の橋梁工事に参加した。会社自体がこのような大きな施工経験がなかったので不安だった。無事故で終えたのは、細かい打ち合わせなどの関係者の高い安全意識の現れだった」と語る。また、万寿橋の橋梁工事をしたことで、会社の実績をつくることができた。「子孫代々、自慢できるし、これからの自信にもつながる」と意気に感じている。
今後も資格試験に挑戦
目標を尋ねると「2年前に2級土木施工管理技士を取得した。今年10月に行われる1級試験に挑戦すること。ただいま、猛勉強中」と取材当時話していた。建設業を目指す方へ。「どなたでも建設業で生かせる能力をもっているはず。ぜひ、力を貸してほしい」。妻と子供3人で大分市内に暮らす。
2017年11月15日大分建設新聞掲載