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三井造船鉄構エンジニアリング(株)

土木一式工

山本和弥 (やまもと かずや)さん(25歳)

架設のやりがいは格別

三井造船鉄構エンジニアリング(株) 土木一式工事 山本和弥 (やまもと かずや)さん(25歳)
 

宗麟大橋架設工事を経て

 熊本県八代高等専門学校(現熊本高等専門学校矢代キャンパス)を卒業後、三井造船鉄構エンジニアリング㈱建設本部西部工事部(大阪市)に採用。今年で入社5年目。

 2年前から、大分川で約50年ぶりの橋になる、大分市の都市計画道路「庄の原佐野線元町・下郡工区」内の宗麟大橋架設工事に携わった。現在は、熊本・大分地震の影響で、橋の端部のつなぎ目がずれて、支承(橋桁と橋脚、橋台の間にある部材)が破損した、大分自動車道の並柳橋(由布市湯布院町)で耐震補強工事をしている。

 

架橋のかっこよさ

 小さい頃から、実家に近い「天草五橋」を見て育った。「橋を架けているところが、かっこいい」と思い、高校卒業後、土木の専門知識や技術を身につけたいと、八代高専土木建築工学科に進学。橋梁・鉄構造物製作や、架設を中心に実績をあげている同社に就職した。

 

完成時の格別な思い

 山本さんは、「この仕事は、誰にでも出来るものではない。架設の仕事は、基本的に橋梁上部工の鉄骨が組み上がったら終わり。大変なこともあるが、工事に携わる人と一緒に造った構造物が完成した時の喜びは格別。床版工事が終わって、すぐにその上を歩けるのも、我々の特権だ。格別な思いとやりがいを感じる」と話す。また、これから就職を考えている人へは、「地域や社会のために役立っている建設の仕事に興味を持ってもらえればと思う。将来の夢は、地元の熊本県で橋を架ける仕事をすること。この仕事に携わっていることを誇りに、これからも頑張っていく」とエールを送る。

 

2017年6月21日大分建設新聞掲載

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