(株)日建コンサルタント
土木設計
荒木五月(あらき さつき)さん(24歳)
飛び込む勇気必要
コンサルタントの道
大分工業高等専門学校(大分高専)を卒業後、教授の紹介もあり同社に入社し、今年で4年目。設計部設計課に所属する。同社では、2番目に若い社員だ。
コンサルタントの道を志したのは、中学生のとき。「授業の一環でパークプレイスと周辺の住宅地と現在の大銀ドームなどの施設内容を調べる機会があり、新しい街がどのようにできあがるのか興味がわいた。学校で学んだことをそのまま仕事に生かせれば」と、高専に進んだ。
設計の醍醐味
設計課なのでデスクワークが中心だが、現場に出ることもある。「やはり、設計の醍醐味は完成した道路や建物が図面通りに出来上がり、工期内に完成したとき。あの満足感は格別です」と笑う。休日は、体が鈍らないようにと、家の周りを散歩している。お姉さんとショッピングにも出かけるそうで、「もうすぐバーゲンシーズンが始まる」とウキウキな女の子だ。
飛び込む勇気
建設業を目指す人たちへは「パソコンの基礎知識は持ってた方が良い」という。
また、「難しい勉強をしていないから、就職を考える際に不安に思うかもしれない。でも、入社後に勉強しても間に合うと思う。まずは飛び込んできてほしい。上司が怒鳴るなど、昔のイメージがあるかもしれないけど、そんなことはない。皆さん、大事にしてくれています」と、後輩たちに『飛び込む勇気の大切さ』を訴える。
目指すは先輩
仕事は、ベテランの先輩方から直接、教えてもらっている。「技術の継承ができているか不安。でも、職場には結婚して家庭と仕事を両立している、目指すべき先輩がいる。だから先輩目標に頑張りたい」と夢を語る。
2017年7月8日大分建設新聞掲載