西日本コンサルタント(株)
田嶋亮太(たしま りょうた)さん(27歳)
都市計画で地域活性化
地域活性化に興味
田嶋さんは、大分工業高等専門学校の機械・環境システム工学専攻を卒業し、大分市の西日本コンサルタント㈱に入社し、5年目。
学校での都市計画の授業を通し、景観や地域活性化に興味が湧き、「できれば地元で都市計画ができる仕事がしたい」と、教師や先輩のアドバイスで就職した。同社では、設計第二部に所属し、都市計画業務を中心に調査、設計、計画を任せられている。
住民が望む地域の姿
仕事はアンケート調査などからデータを収集し、現状分析と課題の抽出を行う。その後、分析結果を踏まえて図面や資料を作成し、課題の解決策を提案する。「都市計画には正解がない。住民が望む地域の姿をイメージし、より良い形で提案することが仕事。自分がやりたかった仕事をできていることが一番の喜び」という。
コンサルタントとして
入社2年目から、行政機関などに出向き、コンサルタントとして専門的な知識を活かして仕事をする。「お客さまから『ありがとう』をもらえた時などは、多少きついことがあってもやりがいと喜びを感じる」とも話す。
個人のためでなく地域のため
これから建設業を目指す人に向けて「土木は個人のためでなく地域のための仕事。ほかのものづくりでは味わえない魅力が大きい。例えば道路ができれば、その地域が住みやすい環境に変わり、地域の活性化にもつながる。地域から感謝される喜びと達成感を持てる仕事」とメッセージを送る。
趣味は、バスケットと大分トリニータの応援観戦。バスケットは小学生からやっていて社会人チームに所属し週1回やっている。トリニータの応援観戦は、県外にも行く熱心なサポーターだ。
チームワークを大事にして
上司の帆足渉取締役は「長年スポーツをやっている彼は、社内でもチームワークを大事に、仕事をこなしている。とにかく真面目な青年。建築業界は30代の人材不足が深刻な問題だ。20代後半の田嶋さんは、今後のわが社だけでなく、業界の担い手としても期待の星です」と話した。
2019年1月インタビュー