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小田開発工業(株)

工務部

山本匠子(やまもと しょうこ)さん (23歳)

アスリートと仕事を両立

小田開発工業(株) 工務部 山本匠子 (やまもと しょうこ)さん(23歳)
 

競技と仕事の両立

 国立鹿屋体育大学に進み、国体などの全国大会のハンマー投げで8位入賞するなどの競技歴を持ちながら、昨年春、全く畑違いの土木の世界に飛び込んだ、山本匠子さん(23)。

 「競技と仕事の両立を認めてくれる、会社の配慮に大変感謝している」という。

 

アスリートの就職支援

 中学では砲丸投げ。高校に進み、ハンマー投げで県チャンピオンになった。鹿屋体育大学へ進学し、県育保健課が取り組むトップアスリートの就職支援活動の一つ、大分の競技力アップを目指す「アスナビ・チーム大分プロジェクト」面接会で、小田開発工業(株)の小田剛史社長に会って、仕事の内容や業界の様子などを聞いて、すぐさま職場体験を申し込んだという。

 

背中を押してくれた一言

 3日間の職場体験では、仕事に励む技術者が、とてもカッコ良く見え、「あこがれていた保育士になっても、自分が経験できる範囲は狭くなりそうだ。人間としてもっと成長したい」と思うようになっていたところ、小田社長の「保育士になりたいと迷う気持ちもわからないではないが、一緒にやってみよう」と背中を押してくれた一言が、この世界に入るきっかけになった。

 

資格を取りたい

 現在は、大分57号大野竹田道路坪泉地区改良外工事の現場で、3人の先輩の指導を受けながら、ICT情報化施工の基礎データになる3D図面を、CADを使って描く作業を担当している。作成したデータを載せたバックホウで、思ったとおりの構造物が出来上がったとき、「この仕事をやっていて良かった」と感じるそうだ。「先輩の足を引っ張ってばかりだけど、一日でも早く、先輩と同レベルの図面が描けるようになりたい。そのためにも、来年は施工管理の資格を取りたい」と目標はしっかりしている。

 

アスリートの夢

 アスリート面では、今年の九州選手権女子ハンマー投げで2位、全国実業団選手権で8位に入賞。「月・金は午後2時に仕事を切り上げ、大銀ドームなどで練習をしている。国体から女子ハンマー投げが無くなり残念だが、ほかの全国大会で優勝したい」と夢を語ってくれた。

 

2018年10月インタビュー

 

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